CBG植物分類コードの策定

■CBG植物分類コードの策定目的

CBGでは、植物の分類を効率的に行うために、CBG植物分類コードを策定しました。ここでいうコードとは、データベース上の暗号のこと。植物の分類的な位置を数値化することによって、データベースにおける植物の分類体系の並びを表現しています。
基礎となる分類体系は、被子植物はクロンキストと新エングラー、裸子植物については新エングラーです。


■CBG植物分類コードの使用例

セイヨウタンポポの分類上の位置を通常の分類体系であらわしてみます。

新エングラー:
被子植物門、双子葉網、合弁花亜網、キキョウ目、キク科、タンポポ属、セイヨウタンポポ
クロンキスト:
モクレン門、モクレン綱、キク亜綱、キク目、キク科、タンポポ属、セイヨウタンポポ

これを植物分類コードであらわすと、

新エングラー:31211080、タンポポ属、セイヨウタンポポ
クロンキスト:31611010、タンポポ属、セイヨウタンポポ

となり、データ量が少なくなります。


■CBG植物分類コードの解読

CBG植物分類コードは、数字の羅列だけなので余計データがわかりにくくなるのでは、と思われるかもしれません。実際には、データベース上で人間の目に触れるところは、分類コードを「被子植物門、双子葉綱、合弁花亜綱、キキョウ目、キク科、タンポポ属、セイヨウタンポポ」に置き換えて表示します。データベースの内部では暗号であっても、外部には人間にわかりやすい形で表示することができます。このように、CBG植物分類コードは、人間とコンピュータの通訳の役割も果たします。


■CBG植物分類コードの活用

膨大な量のデータが蓄積できるデータベースですが、CBG植物分類コードを使用することによって、さまざまな視点からの検索や並べ替えができるようになります。たとえば、CBG植物分類コードを用いてCBG栽培植物リストの並べ替えを行うと、植物の進化の歴史を反映した類縁関係や系統を現した配列にすることができます。分類学的見地に立って植物のグループを見ることによって、意外な植物が同じ仲間だったり、同じ仲間と思っていた植物がまったく縁遠かったということが簡単にわかるのです。


■CBG植物分類コードの公開

植物分類コードは、Access、File Makerといったデータベースソフトのほか、Excelなどの表計算ソフトなどでも使えます。すでに、Excelで植物目録を作っているような場合は、CBG植物分類コードを付け加えることで、リストを分類体系の順番に並べ替えることができます。
CBG植物分類コードは、いまのところ裸子植物、被子植物のみ完成していますが、ほかの部分はまだ構築中のため、今回は完成部分のみ公開します。



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