★用語解説

2000年8月
Zone 9 USDA Plant Hardiness Zone : 植物栽培の目安として 最低気温を利用した気候区分を利用する。
( Zone 9a は 最低気温-3.9 〜 -6.6 C Zone 9b は -1.2 〜 -3.8 C )
USDA( United States Department of Agriculture)
Peter Smithers 卿 スミターズ卿 Sir Peter Smithers 。
ECの事務総長などをなさった方ですが、園芸家としても著名。
特にネリネ、マグノリア、ボタン、クンシランなどの大御所で、退職後はスイスのルガノ湖畔で庭づくりを楽しんでおられます。
この庭の様子はRHSの「ガーデン」(1992年2月号)に紹介されています。
平尾秀一氏  「趣味の園芸家」で本来は魚の専門家。
ハナショウブ、ネリネなどの育種などで著名ですが、その知識は園芸全般にわたり、海外との交流もさかんに やっておられました。
日本の趣味園芸をリードされていた方ですがまだまだこれからというときに若くして亡くなられました。
メリクロン技術 植物の成長点などを切り取って培養する増繁法。無菌の苗が大量に得られる。
実生(みしょう) 種子で繁殖させること。
トキンイバラの学名 園芸植物大辞典(小学館)では本種の学名に Rubus rosifolius Sm. が採用されています。
これは中国産の種類の Rubus rosaefolius Sm. のことだろうと思います。
しかし、これは野生種でこれの八重咲きのものには var. coronarius Sims. の名前がついていますので、 もし採用するのであれば本来はこちらの学名を採用するべきでしょう。

 一方、本種は日本産のバライチゴからの変異であろうということで、Rubus illecebrosus Focke var. tokinibara Hara の学名が使用されることもあります。
しかし、トキンイバラの形態的特長から、本種はバライチゴの特徴も、 Rubus rosaefolius Sm. の特徴ももたないということで、それらの変種というよ りは、とりあえず独立種として取り扱おうという見解もあります。
そして、Rubus rosaeforius Sm. var. coronarius Sims. とも異なるようだとのことです。
この件に関しては論文も発表されています。

ここではトキンイバラは園芸品種として取り扱い、Rubus 'Tokinibara' としました。
カマヤマアヤメの学名 カマヤマアヤメ=カマヤマショウブと呼ばれるタイプのものが朝鮮半島から中国北部に分布しています。

しかし、日本で栽培されているものはそれの特定の個体が選ばれて?栄養繁殖によって栽培維持されているようです。
というのも国内で栽培されているカマヤマアヤメと呼ばれているものには変異らしい変異を認めることができないからです。

ここでは、Iris sanguinea Hornem. var. violacea Makino
を採用しています。
シベリアンアイリス Siberian iris はその他に Iris sibirica そのものをさす場合もあります